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2月14日(水)あめ、冗談ではありません、最賃介護生活第1日め

01_60  母が病に倒れました。
 ぼくの動物的直感が、サングラスをかけたモグラに扮してツルハシでダイヤモンド鉱脈を掘り当てようと、せっせとこの世界を考古学者の真似をして探索していたとき、12日から風邪に襲撃をかけられ治ってもいないというのに、プライヴェートな領域で新たな思ってもいなかった方面から、ぼくの危機はやってきました。とんでもないことです。
 いらっしゃ~いっ♪ じゃないですよっ。
 14日午後2時ころ、母が倒れたという突然の知らせを事務所で受け、え~っ、1週間前まで冗談言って笑ってぴんぴんしてましたけど、けど、そりゃ、大変だっ、と、ぼくは、首つり屋敷に電車に乗り、タクシーをひろい、駆けつけました。
 ろれつがまわっていないところがあり、顔色があおく、顛倒して頭を打った、とか、水を飲んでも戻してしまう、食事はとれない、足下がふらふらする、とおぼつかない口ぶりで話す母を、ぼくはとくかく、入院させなければと考えて、信頼をおいている民主的医療機関の病院にタクシーを呼び、連れて行きました。
 ひどい、医師がいたものです。1・2分み01_61て、別の病院にいくよう言うのです。しかも、そのわずかの間に、その医師に携帯電話がかかり、あと5分したらかけ直して、と言っているありさまです。
 ぼくの抗議に、Kは副院長だと名乗り、入院させるかどう かは、自分が決める、と言いました。そのあとの看護士さんとの話で、院長がもう一度、ていねいに検査をおこなってくれはしましたけれど、午後6時すこし前の段階で、結果は同じでした。緊急入院に足る病気が確認できないというわけです。途方に暮れたぼくは、あちこちに連絡をとり、別の病院にも行ったり、また別の病院にも問い合わせしましたけれど、結果的に、緊急で入院できるところは、見つかりま01_62せんでした。
 介護保険制度ができて、医療と介護が分離されているもとで、多くの高齢者やその家族が、同じ思いをなめているのだろうなと、つくづくと感じました。
 タクシーを呼んで母の家に戻り、ぼくは言いました。
 母さん、心配することはない。ずっとぼくがそばにいる。あした、もう一度、もっといい病院に行こうっ。今夜は、安心しておやすみっ。
 これは、冗談ではなく、予期せぬことではありましたが、本当の出来事です。
 風邪どころではありません。
 ある意味、最賃生活体験どころでもない01_63かも知れません。
 ブログ? 冗談はよせっ、てくらいのものでしょうかっ?
 突発的に発生したこの事態は、最賃生活者には耐えがたいことに違いありません。まったくの想定範囲外のことであるばかりか、あってはならない状況です。
 とくに今月の後半は、素敵な闘争時期であり、15・16日は愛知共済会の一泊事務局会議、、17日に職場支部の結成大会やF21支部とアクリルの春闘臨時大会、18日が春闘討論集会、21日には地域総行動など、どっ~ひゃ~っと、運動が展開されてゆくときです。
 いやはや、母の介護は、14日と15日に01_64診察・検査、16日は胃カメラ、そして19日にMRIをおこなう予定ですが、からだがふたつほしくても、ぼくは二人もおりません。
 ぼくは付きっきりで完全看護・介護をします。
 選択肢はありません。
 でも、最賃生活チャレンジャーの道も捨てません。
 はてさて、どこまでやれるのかわからないとしても、両立させていくしかないのです。
 退路は断たれ、ただ、前に進むしかないながら、母の病状を観察しながら、そばにいる二重生活が開始されました。
 救いであるのは、脳のCRTとか、血液検査による栄養状況などあらゆる検査結果が、要するに緊急入院を病院側が断るに足る、良好な数値などを示していることです。
 それを見るかぎり、ただちに、いのちに関わる障害は、どこにも見られません。ほっといたら、いっちゃうけどっ。
 ぼくは、自分自身は、風邪薬を適切に服用し、鼻水は出るものの、熱は多少ともさがっています。
 ぼくは、いかなる試練も乗り越えて、健全なこころをたもって、生き抜いていきたい、と思います。
 いかなる種類の愛も、ぼくの生きる励みであるならば、ぼくは正直に無垢にそれと向きあうこころをみつめ、現実とたたかいつづけていこう、そして愛するひとのためにたたかおう、と思います。
 で、会計報告です。
 朝飲んだ、ほっとゆず=120円
 朝食べた、りんごデニッシュ=137円
 昼飯の、親子味噌煮込みうどんとご飯=1,103円
 交通費=190円×2+880円+810円+860円+990円
 母の診療費=1,460円
 晩飯の助六と赤飯=199円+176円
 しめて、7,115円。残高は、43,395円
 近々、「最賃生活者は親が病気になっても絶対に介護ができない日記」、と改題する可能性があります。入院できずに、ひたすら看護・介護を自分でしなきゃならないのも大変には違いないのですが、これで入院していたら、もっと空恐ろしいことになることは、火を見るよりも明らかです。なんて、カネが支配し、カネに従属しなくちゃ住みにくい世の中なんでしょう。ぼくは、カネに従属するくらいなら、億という単位でお願いしたいです、な~んちゃってっ♪
 それにしても、要介護者をかかえている家庭で、かつ、そのために職まで失うと、この地の社会保障制度では、生きていくことはできなくなっちゃうんですよねっ。残酷な社会です。

 お父さん、お母さんを大切にしましょう。愛するひとを大切にしましょう。おやすみなさい。
 1日おくれのupです。 

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「最低賃金生活体験運動の記録」カテゴリの記事

コメント

お母様はいかかでしょうか?k医療生協はそんなところではないはずですが・・・お母様の状態がよくないのに医療検査の数値で入院するかしないかを決められたら困ったものですよね。とにかく看病するしかないですが家族みんなで助け合って看ないと自分も倒れてしまいます。早く元気になられることを祈っています。
お金はその次です。

投稿: aki | 2007年2月15日 (木) 23時46分

大変なことに…。
僕は心配することしかできませんが、お母さんが、元気になるように願います。

しかし、突然なことで、なんとも言葉がありません。うーむ。
自分の家族のことも考えてしまいますね。

投稿: ナカムラ | 2007年2月17日 (土) 02時16分

 母親の病気、自分は回復を祈ることぐらいしかできませんが、その無力さがたまりません。
 親と言うものは、この世で一番かけがえの無いもので銭金ではかれるものではありません。
 しかし、今の世の中、結局、医療制度の改悪、年金制度、税制の改悪全てが、金の世の中なのに貧乏人ほど命さえも金に左右され、金が無いゆえに死んでゆくこんな世の中は決して許されるものではありません。
 自分ができることといえば、こんな世の中を変えてゆくために、最賃体験にしろ労働運動にしろ、最低の状態をなくしてゆく、この闘い必死で取り組むしかできません。
 民主主義の世の中で、決して生きてゆけない最低がある限り、民主主義じゃないと思います。

投稿: k70y09tuna | 2007年2月18日 (日) 01時55分

akiさま、いらっしゃいまし~っ♪
はいっ、真の敵は厚生労働省であり、わが国の医療制度をゆがめていっている国家だ、と思います。
あたたかいはげましのおことば、本当にありがと~っ♪
でも、ぼくは、akiさまのその後の方が、もっと心配なんですけど、大丈夫なのっ?
ぼくは、心配ありませんよっ。いま、17日深夜段階では、眠るようになりましたから母も小康状態ですし。
ご心配かけてすみません。いつ、仕事に戻れるか、まだわかりませんが、みんなに迷惑をかけて申し訳ないです。でも、がんばっていますからね。
お金? まったく心配ありません。
ぼくは経済学をそれなりに学んできたので、またケチでもないつもりですから、必要な支出は的確に判断して使います。そのうえ、冗談で書いた、億単位であろうと、買収されることなどはありえませんから。ところで、誰が買収するもんかっ、と思いますけど。わっはっはっはっは♪
また来てくださいね~っ☆

投稿: KUNIやん | 2007年2月18日 (日) 02時16分

ナカムラちゃんこと、大地の賢者nagaさま、いらっしゃいまし~っ♪
はい、突然のことで、こんな展開がおこるとは、まったく思っていなかったのですが、現実世界は不思議ですねぇ。
母は、検査結果では、白血球なども正常値の範囲にあり、内臓系ではなく、おそらく、急性の恐怖神経障害に起因する身体・精神の膠弱なのかも知れません。入院を断念してもらうような話から、やや気持ちが落ち着いたのか、眠りと食事(おかゆ)が可能となってきたことが認められます。
Akiさまやあなたの励ましが、どれほど、ぼくを救ってくれているか、本当に嬉しいです。ありがと~っ♪
携帯電話でも、いろんな方がぼくに声をかけてくださっており、こころから感謝しています。
でも、こんなことって当たり前にあるんですねぇ。
完治するまで、とにかく、もう少しがんばってゆこうと思っています。母のところには、PCも回線もないため、返事が遅くなってすみません。
また来てくださいね~っ☆

投稿: KUNIやん | 2007年2月18日 (日) 02時29分

聖地の偉大な戦士tunaちゃん、いらっしゃいまし~っ♪
こんなこと書くと叱られちゃうかもしれませんが、ここだけの話ですが、いま通院してる病院にカネはいくらでも出しますから検査入院という名目でも入院できませんか?とも聞いてみたんですけど、だめだそうなんですよっ。医労連さまに尋ねて、どこか、お金を出して入院できるところを教えてもらおうか、とさえ思いました。
それもあって、お金のこと以外の理由から、途方に暮れたのです。もちろん、カネで買収するようなこともしたくありませんし、ジレンマですねっ。
で、状況判断として、いろいろ検討した結果、ぼくが完全看護・介護を、長男なので、自分の責任と考えて引き受け、やってるんですけど、でも、書いていただいてる通りです。
現実にこの事態に直面して、カネのことで言うと、危うく、自分を見失いかねないことになり、そして、戻ってきました。
たたかう以外に道はないですよねっ。
がんばります。
ありがと~っ♪
また来てくださいね~っ☆

投稿: KUNIやん | 2007年2月18日 (日) 02時43分

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